映画に感謝を捧ぐ! 「THAT/ザット ジ・エンド」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はエリック・フォースバーグ監督の
「THAT/ザット ジ・エンド」に感謝を捧げようと思います。
THAT/ザット ジ・エンド [DVD] - アダム・エルシャー, エリック・フォースバーグ, エリック・フォースバーグ, デヴィッド・マイケル・ラット, デヴィッド・リマゥイー, マーカス・フリードランダー, アダム・エルシャー, ミカヴリー・アマイア, オードリー・ギッブス, サム・ラザルス, デイヴ・クレック
廃墟と化した砂漠の町で謎のお化け屋敷と遭遇した
男女の運命を描いた本作は
便乗商品映画界の雄「アサイラム」の気質と
お化け屋敷の醍醐味が絡み合うホラー映画であります。
ホラー映画特有の「軽めのキャラクター造形」
「力押し感満載のスリル&サスペンス生成術」を的確に押さえつつ
悪霊系と見せかけて殺人鬼系へと転じるという
奇策を用いる大胆さ
アトラクション感覚溢れる残酷描写
話題作にとことん便乗する精神が一体となった
ストーリー&演出は
私に「アサイラム流お化け屋敷」と
見世物感&幻惑感によって物語上の問題点を
隠蔽する手法の一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(清々しいまでの「続編偽装術」が心地良い邦題と
アクション映画風味と肩すかし感が交錯する
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「軽量級ホラ吹き型アトラクション・ホラー」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
ホラー映画的思わせぶり&省力精神
人々がサーカス&お化け屋敷に抱くイメージの一端
アメリカ流ファミリー&村社会気質が絡み合う本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。