映画に感謝を捧ぐ! 「10 クローバーフィールド・レーン」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はダン・トラクテンバーグ監督の
「10 クローバーフィールド・レーン」に
感謝を捧げようと思います。
クローバーフィールド/HAKAISHA&10 クローバーフィールド・レーン ベストバリューDVDセット (期間限定スペシャルプライス) - リジー・キャプラン, ガイ・リーデル, ドリュー・ゴダード, ジョシュ・キャンベル, マット・リーヴス, ダン・トラクテンバーグ, リジー・キャプラン, ジェシカ・ルーカス, ジョン・グッドマン, メアリー・エリザベス・ウィンステッド, J.J.エイブラムス
2008年の映画「クローバーフィールド」の
流れを汲む本作は
閉塞感と大作的ハッタリが交錯するSF映画であります。
2004年の映画「SAW」の流れを汲む状況から
異常心理劇→モンスター系SFに向かって急進する
ストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「異常な環境を日常として受け入れてしまう」
「自己防衛のために他者を見捨てる事に対する葛藤の消失」
「理解不能な存在と遭遇し、襲撃される」恐怖を
融合させる試みと
「物語的繋がりよりも精神&装飾的繋がりを重んじる」
続編戦術の一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(新たなる武闘派ヒロインの誕生を感じさせる「旅立ち」に
心打たれる幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさにジャンル融合型映画の香り漂う
「クローバーフィールド外伝」と呼ぶにふさわしい
作品であると言えるでしょう。
閉鎖空間がもたらす狂気、死を招く有毒物質
巨大モンスターが絡み合いながら
「クローバーフィールド」の新たなる可能性を模索する本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。