映画に感謝を捧ぐ! 「きみはいい人 チャーリー・ブラウン(1985年版)」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はサム・ジェイムズ監督の

 「きみはいい人 チャーリー・ブラウン(1985年版)」に感謝を捧げようと思います。

きみはいい人、チャーリー・ブラウン [DVD]
きみはいい人、チャーリー・ブラウン [DVD]

 チャ-ルズ・M・シュルツの漫画「ピーナッツ」

 もとにして作られた同名ミュージカルの

 アニメーション映画版として1985年に生を受けた本作は

 日常劇、ギャグ漫画、ミュージカルの魅力が

 結集した作品であります。

 日常生活にありがちな出来事&子供的発想を

 コメディ+ミュージカル的に加工した

 ストーリー&演出、キャラクター造形が

 軽やか&賑やかに進行する光景は

 私にトーキー的笑いとサイレント的笑いを

 融合させることによって生じる科学反応の一形態と

 日常に宿る「喜劇&歌劇要素」の一端を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (日常&主人公への愛を高らかに掲げる姿に

 心和まされる幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「善男善女向け娯楽連合」の

 一翼を担う作品であると言えるでしょう。

 「ピーナッツ」ワールドの魅力

 悲劇的な状況の中にも「笑い所」を見いだす精神

 ミュージカル的台詞加工術&作曲術

 喜劇系アニメーション映画技法の粋を結集した本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。