映画に感謝を捧ぐ! 「シカゴ・コーリング(1951年版)」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジョン・ラインハルト監督の
「シカゴ・コーリング(1951年版)」に感謝を捧げようと思います。
サスペンス映画 コレクション 容疑者 DVD10枚組 ACC-219 - チャールズ・ロートン, エラ・レインズ, ロバート・ヤング, スーザン・ヘイワード, ジェーン・グリア, アイダ・ルピノ, ルイス・ヘイワード, ダン・デュリエ, ゴードン・ゲバート, シドニー・グリーンストリート, ピーター・ローレ, ロバート・ライアン, ロンダ・フレミング, ウィリアム・ランディガン, スティーヴ・コクラン, ヴァージニア・グレイ, ギャビー・アンドレ, ウィリアム・エイス, ロイド・ノーラン, アラン・ラッド, ゲイル・ラッセル, バーバラ・スタンウィック, デヴィッド・ニーヴン, リチャード・コンテ, ロバート・シオドマク, アーヴィング・ピシェル, チャールズ・ヴィダー, ジョン・ラインハルト, ジーン・ネグレスコ, ロイ・ウォード・ベイカー, アンドリュー・L・ストーン, ヘンリー・ハサウェイ, ジョン・ファロー, アンドレ・ド・トス
娘の手術状況を知るため
電話代を工面しようとする男「ビル・キャノン」と
彼を取り巻く人々の運命を描いた本作は
軽快にして穏健なスリル&サスペンスに
彩られた日常劇であります。
ホームドラマ要素と時間限定型サスペンス要素を
融合させることによって生を受けた
ストーリー&演出、キャラクター造形が
効率性と人情味の均整を保ちながら進行する光景は
私に「電話」の映画的活用法と
暴力&犯罪に依存しないスリル&サスペンス生成術の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(残酷な要素を巧みに抽象化する
作劇法&映像技を多用している点と
絶望的状況からの「逆転」ぶりに
心打たれる幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「軽量級日常系道中劇」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
アルコール依存症によって人生&家族を
崩壊させてしまった男の再生への「小さな旅」を通じて
「電話」が人類史に与えた影響と
人生に宿るサスペンス、ユーモア
チーム・バトル要素を写し出す本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。