映画に感謝を捧ぐ! 「ロッタちゃん はじめてのおつかい」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はヨハンナ・ハルド監督の
「ロッタちゃん はじめてのおつかい」に感謝を捧げようと思います。
ロッタちゃん はじめてのおつかい [DVD] - グレテ・ハヴネショルド, ヨハンナ・ハルド
アストリッド・リンドグレーンの児童文学
「ロッタちゃんシリーズ」をもとにして
1993年に作られた本作は
日常劇と童話の魅力が交錯する続編映画であります。
前作「ロッタちゃんと赤いじてんしゃ」の精神&設定を継承しつつ
イベント・ムービー&童話風味を高めることによって
生を受けたストーリー&演出、キャラクター造形は
私に、現実感と幻想感が独特のバランスで並び立つ現象と
日常劇的緩やかさを保ちつつ
物語のスケール感を増幅させる妙技の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(童話の挿絵的魅力人情劇的魅力が
絶妙のバランスで配合された幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさにホームドラマと冒険喜劇の魅力を兼ね備えた
「映像作品版ロッタちゃん」第2章であると言えるでしょう。
奔放さの中に繊細さを宿すヒロイン「ロッタちゃん」の魅力
「運命は行動&信念によって動かされる」というメッセージ
クリスマス&復活祭の作劇的活用法
絵画的魅力と素朴な日常風景を両立させる映像技が共存する本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。