映画に感謝を捧ぐ! 「ダイナソー・ワールド」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はライアン・ベルガルト監督の

 「ダイナソー・ワールド」に感謝を捧げようと思います。

ダイナソ―・ワールド [DVD] - シン・ユー, ライアン・ベルガルト, フェン・イー, クリス・ホイト, シン・ハイシャン, ウー・チェングレイ, シン・ユー, ツオ・イー, スティーヴン・ハ, マイケル・プ, サミュエル・ワン
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 VRゲーム「ダイナソー・ワールド」に挑む

 人々の運命を描いた本作は

  

 「TVゲーム感覚」の究極形態を感じさせる

 SF映画であります。

 1993年の映画「ジュラシック・パーク」の流れを汲む

 

 人間対恐竜の闘いと思わせつつ

 段階的に恐竜の存在力を薄め

 人間同士の闘いに重きを置いていくストーリーと

 軽量級アトラクション風味溢れるCG映像&アクション造形が

 緩やかに進行する光景は

 私に「仮想現実」という状況設定によって

 悲劇&活劇的場面が喜劇化する現象と

 アクション・ゲーム+恐竜マニア的映像作品作りの

 一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (運営の特権によって男2人を「ハッピー・エンド」へと導いた後

 豪快且つ静かに「教訓劇的方向」へと進行する

 大胆さに驚かされつつも心和まされる

 幕切れとなっている点も見逃せません。) 

 まさに「冒険ごっこ系SF喜劇」の一翼を担う

 作品であるといえるでしょう。

 「アサイラム」的ブラック・ユーモア、少年漫画的発想

 省力的映像テクノロジー、武術映画的肉弾戦

 戦争映画的武装、ゲーム観戦的目線が炸裂する本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。