映画に感謝を捧ぐ! 「スターシップ・トゥルーパーズ2」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はフィル・ティペット監督の
「スターシップ・トゥルーパーズ2」に感謝を捧げようと思います。
スターシップ・トゥルーパーズ2 コレクターズ・エディション [DVD] - リチャード・バージ, エド・ローター, フィル・ティペット, ロバート・A・ハインライン, エド・ニューマイヤー, リチャード・バージ
ロバート・A・ハインラインの小説「宇宙の戦士」を
もとにして作られた人気シリーズの2作目となる本作は
前作「スターシップ・トゥルーパーズ」を量産化路線へと導いた
記念碑的作品であります。
「スターシップ・トゥルーパーズ」の世界設定を継承しつつ
悪食的+風刺的毒気を薄め
SF的エイリアン描写、ホラー的残酷描写
戦争映画的アクション&人間模様を強めることによって
生を受けたストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「SF映画的軽量化術」と「特殊効果重視系作劇法」の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(ホラー映画的思わせぶりと前作のブラック・ユーモア性を
融合させたかのような幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに豪腕&アトラクション的方向へと急進する
「スターシップ・トゥルーパーズ」第2章であると言えるでしょう。
前作の持ち味を維持しつつ
「遊星からの物体X+ボディ・スナッチャー」的能力を得た
虫型エイリアン「バグ」と
前作よりも「アメリカ映画的ヒーロー」色を強めた人類の戦いを
娯楽系SF的サービス精神満載で描くことによって
「スターシップ・トゥルーパーズ」の世界を広げようと試みた本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。