映画に感謝を捧ぐ! 「ワイルド・スピードX2」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はジョン・シングルトン監督の

 「ワイルド・スピードX2」に感謝を捧げようと思います。

ワイルド・スピードX2 [DVD] - ジョン・シングルトン
ワイルド・スピードX2 [DVD] - ジョン・シングルトン

 2001年の映画「ワイルド・スピード」をもとにして作られた

 人気シリーズの2作目となる本作は

 豪腕、知略、技術によって

 アクション映画史の新たなる路線を切り開いた

 続編映画であります。

 前作の設定&精神を継承する生真面目さ

 主演男優の一人V・ディーゼルの不在を

 もう一人の主演男優P・ウォーカーの魅力を

 引き出す方向へと進行させることによって補う大胆さ

 豪快なるカー・アクションを披露しながら

 「人の損傷&死」を曖昧化させる事を可能とする

 アクション・シーン生成技術を兼ね備えた

 ストーリー&演出、キャラクター造形は

 私に銃撃&爆撃を抑制し「追いかけっこ」を

 重視したアクション・シーン作りの醍醐味と

 和やかさと暴力性が独特のバランスで共存する現象の

 一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (能天気なハッピー・エンドを掲げつつ

 新たなる物語の種子を残す

 幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに豪腕的な発想と巧妙なる技術を兼ね備えた

 「ワイルド・スピード」第2章であると言えるでしょう。

 P・ウォーカーの「カー・アクション・スター」的存在力を高めると同時に

 「ワイルド・スピード」を神話の領域へと導く

 記念碑的存在となった本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。