映画に感謝を捧ぐ! 「Snowpia&Tofu」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はデヴィッド・ドナー監督の
「Snowpia&Tofu」に感謝を捧げようと思います。
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レストランに届けられた食材たちの運命を描いた本作は
軽快&和やかにして過激なアニメーション映画であります。
「料理」に宿るホラー&アクション要素を
アニメーション映像化するという発想によって
生を受けたストーリー&演出、キャラクター造形は
私にアニメーション映画の持つ「ブラック・ユーモア的可能性」と
日常生活の中に「物語の種子」を見いだす精神の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(ハッピー・エンドと悲劇を結ぶ絆と
生物の宿命を静かに写し出す幕切れと
なっている点も見逃せません。)
まさに「軽量級食事&生命論」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
「料理作り」に宿る魔性をサイレント喜劇+ギャグ漫画的笑いと
ホラー的残酷描写を融合させながら描く事によって
食事に宿る重み&生物が背負う宿命を
世に知らしめようとする姿に圧倒される本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。