映画に感謝を捧ぐ! 「世紀の女王」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジョージ・シドニー監督の
「世紀の女王」に感謝を捧げようと思います。
世紀の女王 [DVD] - エスター・ウィリアムズ, ジョージ・シドニー, エスター・ウィリアムズ, レッド・スケルトン, バジル・ラスボーン, ハリー・ジェームス楽団, ドロシー・キングスリー
作曲家「スティーブン」と
女性教師「キャロライン」の運命を描いた本作は
ミュージカル映画的サービス精神&技術を
徹底追求した豪快作であります。
恋愛喜劇&学園映画の王道を
歌曲&踊りを披露するための素材として
活用するという発想の元に生を受けた
ストーリー&演出は
私に「見せるべき部分」を的確に押さえ
そこに物量&技術を集中する映画作りと
「スポーツ系スター」の映画的活用法の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(E・ウィリアムズ&仲間達の水泳芸、大作感溢れる仕掛け
盛り上げ感溢れる挿入曲が冴え渡る
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「恋愛喜劇大作系ミュージカル入門」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
豪華絢爛たるスポーツ+音楽系アーティストの
持ち芸を生かすことを徹底追求した
作劇法&映像技と
大作的物量&人員攻勢の醍醐味を
世に知らしめる存在にして
ミュージカル女優E・ウィリアムズの誕生を告げる
記念碑的作品である本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。