映画に感謝を捧ぐ! 「人生はわれらのもの」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジャン・ルノワール、ジャック・ベッケル、ジャック・B・ブリュニウス
アンリ・カルティエ=ブレッソン、ジャン=ポール・ル・シャノワ
モーリス・ライム、ピエール・ユニク、アンドレ・ツウォボダ監督の
「人生はわれらのもの」に感謝を捧げようと思います。
フランス映画 パーフェクトコレクション 素晴らしき遺産 DVD10枚組 ACC-229 - ジャン・マレー, ジョゼット・デイ, イヴォンヌ・ド・ブレー, アニー・デュコー, コリンヌ・リュシエール, フランソワーズ・ロゼー, アルベール・プレジャン, ルイ・ジューヴェ, ダニー・ロバン, ダニエル・ジェラン, ブリジット・オーベール, マドレーヌ・ルノー, マドレーヌ・ロバンソン, ブールヴィル, ブリジット・バルドー, エドウィジュ・フィエール, ジョン・ロッジ, ユベール・プレリエ, ジャン・ダステ, ジャック・B・ブリュニウス, ジャン・コクトー, レオニード・モギー, マルセル・カルネ, ギイ・ルフラン, ジャック・ベッケル, ジャン・グレミヨン, ジャン・ボワイエ, マックス・オフュルス, ジュリアン・デュヴィヴィエ, ジャン・ルノワール, ジャック・ベッケル
フランス共産党の宣伝用映像として生を受けた本作は
静かなる熱気と様々な技に彩られた記録映像であります。
娯楽映画的ストーリー、記録映像的状況設明
MTV+サスペンス的音楽&映像技を駆使して
ファシスト&資本主義の暗部に対する抵抗と
ソビエト(現ロシア)との共同戦線を掲げる映像&語り口は
私に「1930年代のヨーロッパ事情」を後世に残す試みと
娯楽映画技法と宣伝映像技法を結ぶ絆の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(彼らの行動が「フランス&世界平和」を守るための
ものであることを示し続けているにもかかわらず
彼らの敵である「ファシスト」に近い
気配を放つ行進を写し出す事によって
歴史に対する「無意識の皮肉」を感じさせる
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「フランスにおける共産主義&反ファシズム運動」に関する
資料を世に示した作品の一つであると言えるでしょう。
「フランスとソビエトが深い絆で結ばれていた」
「共産主義が人々の信頼されていた」時代の象徴にして
宣伝用映像技能に関する教材的作品である本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。