映画に感謝を捧ぐ! 「エンド・オブ・ザ・ワールド(1977年版)」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジョン・ヘイズ監督の
「エンド・オブ・ザ・ワールド(1977年版)」に感謝を捧げようと思います。
エンド・オブ・ザ・ワールド [DVD] - クリストファー・リー, カーク・スコット, スー・リオン, ディーン・ジャガー, リズ・ロス, リュー・エアーズ, ジョン・ヘイズ
宇宙研究の専門家「アンドリュー・ボラン」と
彼を取り巻く人々の運命を描いた本作は
壮絶なる集中力に彩られたSF映画であります。
開幕直後に豪快な見せ場を示した後
淡々と物語を進行させ
段階的に破壊性&SF風味を高めていくという試みは
私に「見せ場」となる部分に物量&技術を集中させる事によって
予算&人員の節約と世界の危機感生成術を両立させる
試みの一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(人間の持つ「環境適応力」と
滑稽さと残酷さを結ぶ絆を象徴する
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「軽量級災害+エイリアン系SF入門」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
スター主義、SF的ハッタリ精神
小規模映画会社的倹約精神&特撮技術
出たとこ勝負的作劇法の粋を結集した本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。