映画に感謝を捧ぐ! 「殺しのミッション」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はテッド・テズラフ監督の
「殺しのミッション」に感謝を捧げようと思います。
サスペンス映画 コレクション 私は逃亡者 DVD10枚組 ACC-231 - トレヴァー・ハワード, サリー・グレイ, リチャード・ウィドマーク, リンダ・ダーネル, スティーヴン・マクナリー, ジョン・ペイン, イヴリン・キース, クロード・レインズ, グロリア・ディクソン, ポール・ダグラス, リチャード・ベースハート, グレイス・ケリー, ジョン・ガーフィールド, ジェラルディン・フィッツジェラルド, トム・コンウェイ, アン・ラザフォード, ヴィンセント・プライス, リン・バリ, フランク・ラティモア, ジョージ・ラフト, エラ・レインズ, パット・オブライエン, モーリン・オハラ, メルヴィン・ダグラス, グロリア・グレアム, アルベルト・カヴァルカンティ, ジョセフ・L・マンキウィッツ, フィル・カールソン, マーヴィン・ルロイ, ヘンリー・ハサウェイ, ジーン・ネグレスコ, アンソニー・マン, アルフレッド・L・ワーカー, テッド・テズラフ, ニコラス・レイ
保釈保証人「ヴィンス・ケイン」と
彼を取り巻く人々の運命を描いた本作は
堅実さと変化球的発想が同居するサスペンス映画であります。
「刑事から保釈保証人へと転じた男」という設定を生かしつつ
巻き込まれサスペンスの王道に即して進行する
ストーリー&演出、キャラクター造形は
私に優等性的な作劇法&映像技を維持しつつ
実験的発想を試す試みと
犯罪に関わる人間の滑稽さ、非情さ、哀しさを
映画的に表現する手法の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(主人公&ヒロインの運命よりも
敵対関係に近い立場にいる男2人の奇妙な友情が印象深い
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「巻き込まれサスペンス型犯罪系ビジネス論」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
「保釈保証人」というビジネスの特性を有効活用することによって
量産的な巻き込まれサスペンスに独自の味わいを
与えることに挑んだ本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。