映画に感謝を捧ぐ! 「恋人ゲーム」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジェリー・シャッツバーグ監督の
「恋人ゲーム」に感謝を捧げようと思います。
恋人ゲーム [DVD] - ジョン・クライヤー, ティム・ロビンス, デミ・ムーア, ジェニファー・ティリー, ジェリー・シャッツバーグ
写真好きの青年「チャールズ」と
歌手「ローラ」の運命を描いた本作は
恋愛喜劇と時代の関係を象徴する
資料的作品であります。
恋愛劇+青春映画の王道と1980年代文化を
融合させることによって生を受けた
ストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「スター主義と青春映画&恋愛映画を結ぶ絆」と
性的&アウトロー的な部分を巧みに抽象化する映像技の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(哀愁漂う終幕を迎えると見せかけて
肩すかしを食わせる幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「1980年代映画文化&若者心理入門」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
アイドル映画的見せ場作り、MTV的挿入歌技法
巧妙なる「性的思わせぶり」が冴え渡る本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。