映画に感謝を捧ぐ! 「モスクワへの密使」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はマイケル・カーティス監督の
「モスクワへの密使」に感謝を捧げようと思います。
戦争映画 パーフェクトコレクション 戦火の英雄たち DVD 10枚組 ACC-111 - パット・オブライエン, ジョージ・マーフィ, ウォルター・ヒューストン, アン・ハーディング, レスリー・バンクス, C・V・フランス, エドモンド・オブライエン, バリー・サリヴァン, ゴードン・ハーカー, アラステア・シム, ウィリアム・エイス, ロイド・ノーラン, ロバート・ドーナット, ヴァレリー・ホブソン, マーガレット・サラヴァン, アン・サザーン, ゲーリー・クーパー, デヴィッド・ニーヴン, ロバート・ロウリー, ジーン・パーカー, A・エドワード・サザーランド, マイケル・カーティス, アルベルト・カヴァルカンティ, ドン・シーゲル, ウォルター・フォード, ヘンリー・ハサウェイ, ハロルド・S・バケット, リチャード・ソープ, ウィリアム・バーク
ジョセフ・E・デイヴィスの著書をもとにして作られた本作は
壮大なる戦術性に彩られた実話系戦争映画であります。
戦争映画、観光旅行映画、テロ対策映画の特性を融合させ
娯楽大作的装飾を施しつつ
連合国礼賛&枢軸国批判を高らかに掲げる
ストーリー&演出、キャラクター造形は
私に政治+軍事的宣伝と娯楽映画的サービスによる共同戦線と
長年にわたる活動を娯楽映画的に編集する手法の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(アメリカ礼賛色全開で物語を進行させつつ
「アメリカ批判」に当たる要素を取り込んでいる点と
本作が作られた時点で「戦争」は継続中であるにもかかわらず
ハッピー・エンド風に盛り上げる豪腕に圧倒される
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「軍事戦術系大作映画」の雄と呼ぶにふさわしい
作品であると言えるでしょう。
アメリカ映画的娯楽技術+宣伝戦術の威力を象徴する作品である本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。