映画に感謝を捧ぐ! 「悩まし女王」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はアルフレッド・E・グリーン監督の
「悩まし女王」に感謝を捧げようと思います。
マルクス兄弟 スペシャルコレクション DVD8枚組 ACC-187 - マルクス兄弟, オスカー・ショウ, メアリー・イートン, リリアン・ロス, マーガレット・デュモント, トニー・マーティン, リゼッテ・ヴィリア, イロナ・マッセイ, グルーチョ・マルクス, カルメン・ミランダ, ジョセフ・サントリー, ロバート・フローリー, ヴィクター・ヒアマン, レオ・マッケリー, エドワード・バゼル, チャールズ・F・ライスナー, アーチー・L・メイヨ, デヴィッド・ミラー, アルフレッド・E・グリーン
歌手「カルメン・ナバロ」と
彼女の恋人兼エージェント「ライオネル・デベロー」の
運命を描いた本作は
アメリカ映画的非暴力系サービス精神全開で突き進む
ミュージカル映画であります。
ヒロインの「一人二役」に周囲が翻弄されるという状況設定を
スターの登場場面を増やすための要素として活用し
出演者の歌&踊り+持ち芸を披露する場を
提供することを徹底追求した
ストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「ミュージカル映画的スター主義」の究極形態と
ショー・ビジネス業界特有の人間関係を
映画的に表現する試みの
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(舞台劇的盛り上げ主義&アメリカ映画的ハッピー・エンド主義の
赴くままにラスト・スパートをかける
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「ミュージカル的スター&見せ場主義入門」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
「単独飛行」の幕開けを告げる
記念碑的存在となる本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。