映画に感謝を捧ぐ! 「俺が法律だ(1938年版)」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はアレクサンダー・ホール監督の
「俺が法律だ(1938年版)」に感謝を捧げようと思います。
ギャング映画 コレクション 暗黒街の顔役 DVD10枚組 ACC-230 - エドワード・G・ロビンソン, マリアン・マーシュ, ハンフリー・ボガート, コンラート・ファイト, カーレン・ヴェルヌ, ジェームズ・キャグニー, メエ・クラーク, メアリー・アスター, アン・シェリダン, ジェフリー・リン, ロレッタ・ヤング, バーバラ・オニール, フローレンス・マーリー, マーヴィン・ルロイ, ヴィンセント・シャーマン, ロイ・デル・ルース, ルイス・セイラー, アレクサンダー・ホール, スチュアート・ヘイスラー, ジョン・G・ブリストーン, ウィリアム・A・ウェルマン
フレッド・オールソンの小説をもとにして作られた本作は
娯楽映画的知略に彩られた犯罪捜査劇であります。
型破りな方法で極道組織&腐敗した権力者に立ち向かう
大学教授と仲間たちの姿を
暴力描写を巧みに抽象化しつつ
効率的に描いていくストーリー&演出、キャラクター造形は
私に、銃撃戦よりも知略に重きを置いた犯罪捜査映画作りと
西部劇文化と近代文化が独特のバランスで共存する光景の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(家族愛&友情と正義漢がせめぎ合う「決着」によって
ハッピー・エンドの爽快感と極道映画的哀愁が絡み合う
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「頭脳&組織力重視系犯罪捜査劇」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
様々な組織&立場にいる人々が力を合わせ
町を汚す巨悪に立ち向かう姿を
娯楽的ユーモア+スリル&サスペンスと
暇つぶし映画的合理性を並び立たせながら描いていく本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。