映画に感謝を捧ぐ! 「アルプス 天空の交響曲」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はピーター・バーデーレ&セバスチャン・リンデマン監督の
「アルプス 天空の交響曲」に感謝を捧げようと思います。
「アルプス」に関する一部を記録した本作は
美と教材性が交錯する記録映像であります。
空中撮影技術を駆使して「アルプス」の風景を写しだした映像と
自然、歴史、経済、社会的目線から
「アルプス」について解説する語り口が一体となる光景は
私に「映像技と教養による共同戦線」と
自然と人間の複雑な関係を世に知らしめる試みの
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(宗教的且つクールな自然美に包まれた
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「アルプス入門」の一翼を担う作品であると言えるでしょう。
美術館的魅力、歴史教材的魅力、教訓劇的魅力
日常劇的魅力が絡み合いながら
「アルプス」の持つ多彩な顔を人々に示した本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。