映画に感謝を捧ぐ! 「デカ吉チビ助のニワトリ狩り」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はテックス・アヴェリー監督の
「デカ吉チビ助のニワトリ狩り」に感謝を捧げようと思います。
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ニワトリをつかまえようとするクマ兄弟「デカ吉&チビ助」の
運命を描いた本作は
TV的堅実さとギャグ漫画的スケール感絡み合う
アニメーション映画であります。
自然界の生存戦術、運命の皮肉、男の友情&苦悩に彩られたストーリー
一定のパターンを維持しつつ、スケール感を増幅させていく「笑い所」
サイレント喜劇+漫画的動作の数々
効率的且つユーモラスなキャラクター造形が
一体となる光景は
私に、能天気な笑いと哀愁が独特のバランスで共存する現象と
動物世界に対する人間的解釈の一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(ボケと突っ込み、母の愛、女の気まぐれに対する男の怒りに彩られた
軽量且つ豪勢な幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「軽量級ハンティング喜劇」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
アニメーション映画史に輝く名コンビの一組
デカ吉&チビ助の大いなる一歩となる本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。