映画に感謝を捧ぐ! 「こんにちはチェブラーシカ」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はロマン・カチャーノフ監督の
「こんにちはチェブラーシカ」に感謝を捧げようと思います。
チェブラーシカ [DVD] - エドゥアルド・ウスペンスキー, ロマン・カチャーノフ
「ワニのゲーナ」をもとにして作られた本作は
人情劇+絵画的魅力に溢れたアニメーション映画であります。
日常劇+活劇的ストーリー
「童話の挿絵」感満載の風景描写
人形劇+ギャグ漫画的キャラクター造形が一体となる光景は
私に「ロシア流童話文化」と
アニメーション技法による共同戦線と
共同作業による人間関係生成を
アニメーション映画的に表現する試みの
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(アクション映画的勧善懲悪に背を向けて
マイペースな善意によって悪漢を友とする
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「ロシア製童話系映画」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
童話+人形劇+映画の技と
日常劇、冒険活劇、ドタバタ喜劇の醍醐味を
バランス良く配合することによって
「チェブラーシカ」シリーズの幕開けを告げた本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。