映画に感謝を捧ぐ! 「スヌーピーの木をうえよう」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はフィル・ローマン監督の
「スヌーピーの木をうえよう」に感謝を捧げようと思います。
スヌーピーのイースター 特別版 [DVD] - フィル・ローマン
もとにして1976年に作られた本作は
緩やかさの中に様々な皮肉を宿す
アニメーション映画であります。
日常劇、スポーツ映画、ギャグ漫画の特性を組み合わせつつ
環境保護精神、コミュニケーション、健康志向
イベント信仰、図書館を皮肉るかのようなストーリーと
「童話の挿絵」的和やかさを保ちながらも
軽やかに進行する映像が一体となる光景は
私に「過酷な環境下であっても最善を尽くす」スポーツマン気質と
制御機能不全を起こした善意をアニメーション映画的に
表現する試みの一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(競技の勝利よりも人間同士の絆&世界への愛を
重んじるかのような幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「軽量級情報&スポーツ論」の一翼を担う作品であると言えるでしょう。
暇つぶし規模の枠内に
バラエティ番組的小ネタ、ブラック・ユーモア的笑い
スポーツ映画的アクション、ラブ・コメディ的男女関係
風刺劇的メッセージが集結した本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。