映画に感謝を捧ぐ! 「スヌーピーの木をうえよう」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はフィル・ローマン監督の

 「スヌーピーの木をうえよう」に感謝を捧げようと思います。

スヌーピーのイースター 特別版 [DVD] - フィル・ローマン
スヌーピーのイースター 特別版 [DVD] - フィル・ローマン

 チャールズ・モンロー・シュルツの漫画「ピーナッツ」

 もとにして1976年に作られた本作は

 緩やかさの中に様々な皮肉を宿す

 アニメーション映画であります。

 日常劇、スポーツ映画、ギャグ漫画の特性を組み合わせつつ

 環境保護精神、コミュニケーション、健康志向

 イベント信仰、図書館を皮肉るかのようなストーリーと

 

 「童話の挿絵」的和やかさを保ちながらも

 軽やかに進行する映像が一体となる光景は

 私に「過酷な環境下であっても最善を尽くす」スポーツマン気質と

 制御機能不全を起こした善意をアニメーション映画的に

 表現する試みの一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (競技の勝利よりも人間同士の絆&世界への愛を

 重んじるかのような幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「軽量級情報&スポーツ論」の一翼を担う作品であると言えるでしょう。

 暇つぶし規模の枠内に

 バラエティ番組的小ネタ、ブラック・ユーモア的笑い

 スポーツ映画的アクション、ラブ・コメディ的男女関係

 風刺劇的メッセージが集結した本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。