映画に感謝を捧ぐ! 「ザ・プロテクター(2008年版)」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はアイザック・フロレンティーン監督の

 「ザ・プロテクター(2008年版)」に感謝を捧げようと思います。

ザ・プロテクター [DVD] - スティーブン・ロード, ジャン=クロード・ヴァン・ダム, スコット・アドキンス, アイザック・フロレンティーン
ザ・プロテクター [DVD] - スティーブン・ロード, ジャン=クロード・ヴァン・ダム, スコット・アドキンス, アイザック・フロレンティーン

 ニューオーリンズ警察からコロンバスに派遣された男

 「ジャック・ロビトー」と彼を取り巻く人々の

 運命を描いた本作は

 マニア気質とスター主義に溢れたアクション映画であります。

 J・C・ヴァン・ダム&S・アドキンスの体術を生かしつつ

 各種アクション映画の見せ場&イタリア西部劇要素を

 再利用する事によって生を受けた

 ストーリー&演出、キャラクター造形は

 私に、西部劇文化と1970~2000年代アクション文化による共同戦線と

 アクション映画的思わせぶり+奇襲型作劇法の

 一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (ハッピー・エンド風の装飾によって

 「腐敗した権力者の放置」を隠蔽するという離れ業を通じて

 組織犯罪に立ち向かうことの難しさを

 示すかのような幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「娯楽アクション文化融合型映画」の

 一翼を担う作品であると言えるでしょう。

 「ガントレッド」・「コマンドー」・「スピード」

 キャノン・フィルムズ風味

 西部劇の王道要素が一堂に会した本作と

 生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。