映画に感謝を捧ぐ! 「Q&A 殺人調書」
映画感謝人GHMです。
今回はシドニー・ルメット監督の「Q&A 殺人調書」に感謝を捧げようと思います。
麻薬密売人射殺事件をめぐる悪徳刑事と新人検事補との対決を描いた本作は
力・名声への渇望がもたらす心の闇と
登場人物たちが抱える「罪」の重さをクールかつダーティーに表現した
社会派映画の傑作であります!!!。
私はニック・ノルティ扮する悪徳刑事が抱く正義への思いや
ティモシー・ハットン扮する検事補が抱える過去の罪を目の当たりにしたとき
勧善懲悪の刑事映画にはない迫力と恐怖を感じてしまいました。
(安易なハッピー・エンドにせず、苦みを残す結末も素晴らしいです!!!!。)
「悪と闘うことで悪に染まり、やがて己の悪を思い知らされることになる。」ことを
臨場感あふれる映像で示した本作に深い感謝を!!!。