映画に感謝を捧ぐ! 「巴里のアメリカ人」

 映画感謝人GHMです。

 今回はヴィンセント・ミネリ監督の「巴里のアメリカ人」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 パリ在住のアメリカ人画家とフランス人女性との

 恋のゆくえを描いた本作は

 「ミュージカル映画」の持ち味を最大限に発揮した作品であります。

 論理性やリアリズムを吹き飛ばすほどの勢いで繰り出される

 歌と踊りの連打によって

 人々を「パリ」という名の異世界へと導いていく姿は

 私に王道映画ならではの爽快感と

 アクション映画とは異なる「体技」の醍醐味を

 見せてくれました。

 まさに「気晴らし映画」の最高峰に位置する作品であると

 言えるでしょう。

 凄まじいほどの歌曲・衣装・踊りの連打によって

 「現実社会の枷」から解放された一時を与えてくれる本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。