映画に感謝を捧ぐ! 「正義の三銃士」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。
 
 今回はマック・V・ライト監督の

 「正義の三銃士」に感謝を捧げようと思います。

 

 

 J・ウェイン加入前に作られた

 「西部の三銃士」シリーズの一つとなる本作は

 様々な顔を持つ軽量級西部劇であります。

 一人の女性によって揺らぐ男たちの友情

 人間の思惑に翻弄される野生馬と

 種族を超えた絆で結ばれた男の苦闘

 勧善懲悪西部劇の王道が一体となった

 ストーリー&演出、キャラクター造形は

 私に「西部劇的スリル&サスペンス」を
 
 保ちつつ複数の物語要素を挿入する実験と

 娯楽的盛り上げと効率性の均整を保つ技法の

 一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (舞台芸的ユーモアと男の友情が

 絡み合う幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「娯楽西部劇型自然&人間論」の 

 一翼を担う作品であると言えるでしょう。

 娯楽西部劇的見せ場を的確に押さえつつ

 複雑化していく人間&動物模様を描くことに挑んだ本作と
 
 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。