映画に感謝を捧ぐ! 「ニュー・イヤーズ・イブ」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はゲイリー・マーシャル監督の
「ニュー・イヤーズ・イブ」に感謝を捧げようと思います。
2011年12月31日のニューヨークで繰り広げられる
人間模様を描いた本作は
スター主義&陽性娯楽サービス精神と
地域効果&編集技に彩られた恋愛喜劇であります。
恋愛喜劇&人情劇にありがちな要素
スター主義的キャスティング
ニューヨーク&TVの特性を組み合わせた
ストーリー&演出、キャラクター造形が
見せ場主義と躍動感の均整を保とうと努めながら進行する光景は
私に「季節イベント、映像メディア、公的機関」の映画的活用法と
人生における「大晦日(12月31日)」の立ち位置を映画的に表現する
手法の一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(最後まで「緩やかさ&和やかさ」を維持するよう配慮された
幕切れ&エンドロールとなっている点も見逃せません。)
まさに「イベント系恋愛喜劇入門&大晦日論」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
「グランド・ホテル」・「200本のたばこ」・「ラブ・アクチュアリー」
「バレンタインデー」の流れを汲みつつ
大晦日の持つイベント性、TVの情報伝達性
病院に宿る物語性を恋愛劇&人情劇的に
活用する術を追求することによって生を受けた本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。