映画に感謝を捧ぐ! 「悪魔はそこにいる」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はミッシェル・アルティエリ監督の
「悪魔はそこにいる」に感謝を捧げようと思います。
40年前に惨劇の舞台となった農場を訪れた
男女7人の運命を描いた本作は
庶民性と時代の空気に包まれた疑似実録映画であります。
「ホームビデオ」感満載の映像技
都市伝説+1980年代ホラー的発想
社会派映画的思わせぶりが融合した
ストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「インターネット社会&撮影機材の軽量化」が
ホラー映画に与えた影響の一端と
ハッタリ精神と倹約精神を並び立たせるバランス調整の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(シンプルでありながらも怪奇性を感じさせる邦題と
新たなる「家族関係」の幕開けを匂わせるかのような
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「ホームビデオ系ホラー入門」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
ホラー映画系作劇法&映像技の歴史
若者心理、アメリカに宿る怪奇の種子を
象徴する存在の一つである本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。