映画に感謝を捧ぐ! 「バニシング・ポイント」
映画感謝人GHMです。
2011年最後となる今回は
リチャード・C・サラフィアン監督の「バニシング・ポイント」に感謝を捧げようと思います。
改造車でサンフランシスコをめざす男の姿を描いた本作は
直線的な物語の中に「魂」を宿す作品であります。
言葉では表せぬ「怒りと悲しみ」を秘めながら走り続ける主人公と
彼を取り巻く人間味あふれる人々が
単純明快なカーアクションに「社会性」と「哲学」を注ぎ込む姿は
私に「物語の中に秘められた(思い)を感じ取ること」の大切さを
示してくれました。
本作こそ「考えながら見るべき作品」と呼ぶにふさわしい
作品であると言えるでしょう。
カーアクションの迫力と社会への(静かなる怒り)が
一体となって生まれた本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。