映画に感謝を捧ぐ! 「トゥルーマン・ショー」
映画感謝人GHMです。
今回はピーター・ウィアー監督の「トゥルーマン・ショー」に
感謝を捧げようと思います。
小さな町でセールスマンをしている主人公の
奇妙な冒険を描いた本作は
「人生」をユーモラスに表現した作品であります。
「主人公の人生を生中継のTV番組にする」という
覗き趣味的な発想
冒険活劇・喜劇・人生哲学が一体となったストーリー
主演男優J・キャリーの破天荒な持ち味が一体となって
「社会派風味のドタバタ喜劇」を生み出していく姿は
私に「人生」と言う名の冒険に宿る快感と
大衆心理に潜む危うさに触れる機会を
与えてくれました。
(E・ハリス扮するTVクリエーターを単なる「悪役」として描いていない点や
我々の「潜在的残酷さ」をクールに表現した終幕も
見逃せません。)
まさに、現代の(ネット社会)を先取りした「SF流喜劇」であると同時に
ユーモア精神を失うことなく「人生論」を示した作品であると
言えるでしょう。
スタッフ陣の「先見の明」と「人生に対する鋭い目線」に
圧倒される本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。