映画に感謝を捧ぐ! 「モーガンズ・クリークの奇跡」

 映画感謝人GHMです。

 今回はプレストン・スタージェス監督の「モーガンズ・クリークの奇跡」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 酔った勢いで出征兵士と結婚してしまった

 女性をめぐる騒動を描いた本作は

 「1944年映画」とは思えないほどの大胆さに満ちあふれた

 喜劇映画であります。

 コミカルに描かれるA・ヒトラー&B・ムッソリーニ

 (1940年にヒトラーを「茶化し」の対象としたC・チャップリン

 匹敵するほどの大胆さを感じました。)

 「出征兵士の送迎パーティー」を笑いの出発点に選ぶという大胆さ。

 力ずくでも「ハッピーエンド」に向かおうとするストーリー展開が

 三位一体となって生まれた「恐るべき恋愛喜劇」は

 私に笑い・驚き・感心の入り交じった感情を

 もたらしてくれました。

 (本作の制作・監督・脚本を一人で担当した

  P・スタージェス監督のエネルギーには

 感動するより他はありません。)

 これこそ「おかしくも恐ろしい映画」と呼ぶに

 ふさわしい作品なのではないでしょうか。

 「第二次大戦期の激動の中でも

 喜劇を生み出すことは可能だった」ことを

 示してくれた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。