映画に感謝を捧ぐ! 「バンデラス ウクライナの英雄」 

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はザザ・ブアヅェ監督の

 「バンデラス ウクライナの英雄」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ウクライナ政府軍工兵「アントン」と彼を取り巻く

 人々の運命を描いた本作は

 娯楽的サービスとウクライナ礼賛的メッセージを

 徹底追求した戦争映画であります。

 過去と現在、ウクライナ目線とロシア目線

 アクション&サスペンスとロマンス

 愛と狂気&打算が複雑に絡み合う

 ストーリー&演出、キャラクター造形は

 私に「娯楽的見せ場作り」とウクライナ礼賛の

 両立を図る手法と

 「アクション・ヒーロー風味と人間味のせめぎ合い」の

 一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (勧善懲悪の爽快感よりも

 戦争の非情さ&男の友情に重きを置いた

 幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「スパイ活劇+ホームドラマ系戦争映画」の

 一翼を担う作品であると言えるでしょう。

 戦争映画+スパイ映画的スリル&サスペンス

 ウクライナ&ロシアの歴史、男の純情&魔性

 技巧的映像表現が融合することによって生を受けた本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。