映画に感謝を捧ぐ! 「Lunch with Louie」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はピーター・ロビンソン監督の

 「Lunch with Louie」に感謝を捧げようと思います。

 

 公園のベンチで食事しようとする男と

 彼の前に現れた男の運命を描いた本作は

 視覚+音感的物語性に彩られた日常喜劇であります。

 台詞を極限まで抑制し

 効果音と動作によって登場人物の「交流」を

 進行させていくストーリー&演出は

 私に「効果音」の物語的活用法と

 映像で語る娯楽作品作りの一形態を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (食事よりも「情」を選んだ男2人の後日談と
 
 動物と人間の種族を超えた友情を

 静かに写し出す幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「音響&体術系喜劇」の一翼を担う

 作品であると言えるでしょう。

 映画における効果音&体技の重要性と

 公園の持つ映画的可能性を象徴する本作と

 生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。