映画に感謝を捧ぐ! 「超隕石~ファンタスティック・フォース~」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はサム・アーヴィン監督の

 「超隕石~ファンタスティック・フォース~」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 小惑星がもたらす脅威に立ち向かう

 人々の運命を描いた本作は

 災害系SF史上屈指の「和やかさ」に溢れた珍作であります。

 「アルマゲドン」風に幕を開けた後

 災害映画の法則に沿いながら

 穏やかな潜入アクションへと転じていくストーリー

 軽量感満載のCG映像

 状況設明台詞&字幕を多用する事によって
 
 スケール感を水増しする手法が一体となる光景は

 私に「死傷者」を極限まで抑制しつつ

 地球の危機風味を高める試みと

 勇敢さ&邪悪さと滑稽さを結ぶ絆の

 一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (SF漫画的ハッタリ満載の邦題と

 凄まじいほどの「平和的解決」に心和まされる

 幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「穏健派災害系SF」の一翼を担う

 作品であると言えるでしょう。 

 省エネ的特殊効果、戦争ごっこ的アクション・シーン

 軽量級SF的ハッタリ+肩すかし精神が一堂に会した本作と

 生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。