映画に感謝を捧ぐ! 「ヤング・ゼネレーション」
映画感謝人GHMです。
今回はピーター・イエーツ監督の「ヤング・ゼネレーション」に
感謝を捧げようと思います。
自転車とイタリアを愛する青年と仲間たちの日常を描いた本作は
「大人と子供の中間に位置する世界」を鮮やかに描いた作品であります。
躍動感あふれるストーリー・自転車アクション・人物描写によって
「人生の通過儀礼」を描くことによって発生する
荒々しくも人間的なエネルギーは
私に「70年代」と「80年代」の間に立つ人々の思いと
戦いとは異なる「アクション」の醍醐味を体感する機会をもたらしました。
(アメリカの「格差社会」ぶりを暗示した内容となっている点も見逃せません。)
まさに「70年代末の空気」を象徴する青春映画であると言えるでしょう。
1本の映画の中に「世代間の対立と融和・理想の終焉と現実への1歩
スポーツの魅力」を詰め込んでいるにもかかわらず
思想の押しつけ、物語の混乱に陥ることのなく描ききった本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。