映画に感謝を捧ぐ! 「妄想入試」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はバレット・ブレイド監督の「妄想入試」に
感謝を捧げようと思います。
学校内に広まる「噂」に関する調査の行方を描いた本作は
覗き見精神と娯楽技法が絡み合うポルノ映画であります。
男性的欲求、女性上位的発想
記録映像技法、短篇集的作劇法が入り交じった
ストーリー&演出、キャラクター造形が
ポルノ的サービス精神の赴くままに邁進する光景は
私に「学校」という空間の危険要素と
嘘と真実の微妙な関係をポルノ的に表現する手法の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(謎解き&勧善懲悪の奇襲攻撃によって
終幕を迎える作品であるという点も見逃せません。)
まさに「青春系犯罪捜査ポルノ」史上屈指の大珍作であるといえるでしょう。
学園ドラマ、疑似実録映画、クイズ・バラエティの映像技&作劇法と
ポルノ気質が融合することによって生を受けた本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。