映画に感謝を捧ぐ! 「勝利は我に」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はウィリアム・ハンナジョセフ・バーベラ監督の  「勝利は我に」に感謝を捧げようと思います。
トムとジェリー4 勝利は我らに [DVD]
株式会社メディアリンクス
2017-10-28

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 ハンナ&バーベラによるアニメーション映画シリーズ  「トムとジェリー」の11作目となる本作は  武闘派的ユーモアに溢れたアニメーション映画であります。  トム&ジェリーの漫才的魅力  戦争映画級アクション、サイレント喜劇的笑いが  絡み合いながら軽やかに進行する光景は  私に「1940年代のアメリカ文化事情」と  「ドタバタ喜劇とアクションを結ぶ絆」の一形態を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (アメリカ礼賛精神と戦争の狂気が入り交じった  幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに「軍事系喜劇」の一翼を担う  軽量作であると言えるでしょう。  戦争への道を歩み始めたアメリカに影響されつつも  「ユーモア精神溢れる鬼ごっこ」を守り抜こうと苦闘する  トム&ジェリーの姿が  笑いと哀愁の入り交じった感触を呼び起こす本作と  生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。