映画に感謝を捧ぐ! 「ライブリポート」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はスティーブン・C・ミラー監督の

 「ライブリポート」に感謝を捧げようと思います。

ライブリポート [DVD] - アーロン・エッカート, コートニー・イートン, ジャンカルロ・エスポジート, ベン・マッケンジー, スティーブン・C・ミラー
ライブリポート [DVD] - アーロン・エッカート, コートニー・イートン, ジャンカルロ・エスポジート, ベン・マッケンジー, スティーブン・C・ミラー

 様々な形で少女誘拐事件に関わる人々の運命を描いた本作は

 犯罪捜査映画の伝統とインターネット時代の

 融合によって生を受けたアクション映画であります。

 2012年の映画「エンド・オブ・ウォッチ」の流れを汲む発想を拡大させ

 「誘拐事件」を題材とした映画にありがちな要素との

 融合を図ることによって

 臨場感ある映像作りを徹底追求した

 ストーリー&演出、キャラクター造形は

 私に「映画と時代との関係」に関する資料と

 娯楽映画的スリル&サスペンスと記録映像的現実感を

 共存させようという試みの

 一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (インターネット時代の長所を高らかに掲げるかのような

 気配を感じさせる幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「記録映像系誘拐劇」の称号にふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 「真昼の決闘」&米ドラマ「24」的時間認識

 「ヒート(1995年版)」的銃撃戦

 「身代金(1996年版)」的誘拐犯追跡描写

 「48時間」等の流れを汲む犯罪捜査コンビ造形が

 一堂に会した本作と

 生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。